メーカー:SCUBAPRO (メーカーの詳細ページ) 定価21000円
メーカー:SCUBAPRO (メーカーの詳細ページ) 定価13650円SEA&SEAのハウジングはお世辞にも小さいとは言い難い。現物は写真で見る以上に大きい。そのため機材をコンパクトにまとめるのであれば他社製のハウジングの方がいいだろう。
ちなみに一度SEA&SEAでハウジングを購入した場合は、ポートやギアもSEA&SEA製のものを買わなければならない。他社のポートなどと組み合わせて利用することは基本的にできない。そのため「大きさ」を取るか「システム全体の価格」を取るかをよく考えてから購入しよう。
現在撮影できるカメラセットを持っているとして、水中で撮影するためには
・ハウジング
・ポート
の2つが必要になる。「ハウジング」はカメラを水中に持ち込むための単なる"箱"だが10~20万円程度する。「ポート」はレンズを水中に持ち込むための筒状や半円球上の部品で5万円程度する。
通常「ハウジングを購入してもポートは付属しない」という点に注意が必要だ。このことを忘れていると思わぬ出費につながる。
さらに、追加の水中機材として
・水中ストロボ(2つが好ましい)
・アーム(ストロボの数だけ)
・ズームギアやフォーカスギア
・TTLコンバーター(とシンクロコード)
などが必要になる。特に20メートル以上潜るダイビングでは水中ストロボは2つ必要と考えていいだろう。
コンパクトデジカメにはストロボを接続するためのコネクターが用意されていないことが多い。そのためデジカメが光ったのをストロボが"感じて"勝手に発光する「スレーブ」方式が用意されているストロボを選択する。
具体的には「YS-15Auto」、「YS-30TTL/Duo」、「YS-30 II TTL/Duo」、「YS-25DX」、「YS-25Auto」、「YS-27DX」、「YS-55TTL/E」、「YS-90TTL/Duo」、「YS-90DX」、「YS-90Auto」、「YS-110」、「YS-120TTL/Duo」などが該当する。
しかし、これらの中には光量を自分で設定しなければならないものから全自動で制御する機能を備えたものまである。「値段が高価だから万能」というわけでもない。
初心者にとって使いやすいストロボは「YS-110」だろう。このストロボはほぼ全自動で光量を制御して発光してくれるため、写真が明るすぎたり暗すぎたりするトラブルが少ない。またマニュアルで12段階に光量を調節できるため中級者にとっても利用価値が高い。
次に使いやすいのは「YS-90DX」だろう。このストロボも自動で光量を調節する機能を備える。また、このストロボは「シンクロコードN」を利用することで一眼レフタイプのハウジングに接続できる。そのため一眼レフへのステップアップを考えているユーザーにもお勧めだ。
実際にデジカメと組み合わせて利用する場合は、ハウジングを「シーアームLightシングルセット」などに固定し、アームの先端にストロボを取り付けて利用する。「YS-90用光ファイバーケーブル」や「YS-25用光ファイバーケーブル」を利用すると「なぜか光らない」というトラブルを予防できる。
一眼レフタイプのデジカメの場合、ストロボの選択はいささか複雑になる。
フィルム式の一眼レフカメラでは「YS-30TTL/Duo」や「YS-60TTL/N」、「YS-120TTL/Duo」といったストロボを利用することで光量を自動調節して光らせることができた。
デジカメの場合は「YS-30TTL/Duo」や「YS-60TTL/N」、「YS-120TTL/Duo」といったストロボをそのまま接続しても光量は自動調節されず、マニュアルでの調節しかできない。一眼レフタイプのハウジングを利用するユーザーは中~上級者やプロが多いのでマニュアルでも構わないかもしれない。しかし、これから一眼レフにチャレンジしようと考えている場合にはマニュアルは敷居が高い。
デジカメで自動的に光量を調節するにはNikonのデジカメの場合は「TTLコンバーター for Nikon」や「TTLコンバーター II for Nikon」」、CANONのデジカメの場合は「TTLコンバーター for CANON」もしくは「YS-55TTL/E」を利用する。「TTLコンバーター」というのはストロボとデジカメの間に挟んで利用するアダプターで、別にストロボが必要になる。ただしCANON EOS Kiss Digital X用ハウジング「DX-400D」は「TTLコンバーター for CANON」相当の機能を内蔵しているため、そのまま「YS-60TTL/N」、「YS-90シリーズ」、「YS-110」、「YS-120TTL/Duo」などで自動調光できる。
そのほかの方法として、陸上での撮影用に作られたストロボを水中で利用する方法がある。例えばハウジングメーカーのノーチラスはNikonのデジカメ用ストロボNikon SB-600やNikon SB-800やCANONのデジカメ用ストロボCanon 430EXを水中で利用するためのハウジングを、アテナ工央はNikonやCANONのデジカメに対応したストロボSUNPAK PZ-40X用のハウジング「AT-40X」を用意している。これらを利用すれば水中で自動的に光量を調節した撮影ができる。
非常に複雑だが、結論としてデジカメタイプの一眼レフカメラを自動調光で利用したい場合は...
・CANONの一眼レフ
ハウジングが「DX-400D」以外ではストロボとして「YS-55TTL/E」を用意するか、「TTLコンバーター for CANON」を介して「YS-60TTL/N」、「YS-90シリーズ」、「YS-110」、「YS-120TTL/Duo」のいずれかを利用する。
ハウジングが「DX-400D」の場合はそのまま「YS-60TTL/N」、「YS-90シリーズ」、「YS-110」、「YS-120TTL/Duo」を利用する。
・Nikonの一眼レフ
「TTLコンバーター for Nikon」もしくは「TTLコンバーター II for Nikon」を介して「YS-90シリーズ」か「YS-120TTL/Duo」のいずれかを利用する。またはSUNPAK PZ-40Xとアテナ工央「AT-40X」をr利用する。
というのが安価に抑えられる方法だろう。新しくカメラやレンズからハウジング、ポート、ストロボまで一式をそろえようという場合は、ストロボの面から考えてCANONの方が出費が少なくていいだろう。